(株)ラグーンでは水槽の施工、レイアウト、メンテナンスまでトータルプロデュース致します。 また、水槽という限られた空間に緑や水辺を再現することで、安らぎのある空間づくりを目指しております。
GIESEMANN社のT5蛍光灯MATRIX 8×39Wです。T5蛍光管は通常の蛍光管に比べ高出力で明るく、
蛍光管直径が15.5mmとスリムなため、限られたスペースに多灯する事が出来ます。
<GIESEMANN社のT5
 蛍光灯MATRIX 8×39Wの仕様>
サイズ  :W900×D460×H65mm
本体重量 :約11kg
蛍光管T5 :39W×8灯
 ※本体より電源コードが3本出ており、前3本、真中2本、後ろ3本を
  別々に制御出来ます。
  スイッチは無いため、タイマーコントロールが基本でしょう。
MATRIXには冷却ファンが付いていません。
その代わり蛍光管のカバーが無く、上部がメッシュ構造になっているなど放熱対策がしてあります。
◯調光を制御するモジュラー
<GIESEMANNパワークロームT5蛍光管の球種>
アクアフローラ
ミッディ       6000K
アクアブループラス  15000K
アクティニックプラス 22000K
ピュアアクティニック
アクアピンク
MATRIXでは上記の6種類の蛍光管を選ぶ事が出来ます。
サンゴ飼育では、アクアブループラス、アクティニックプラス、ピュアアクティニック、アクアピンクを組み合わせると良いと思います。
ちなみに画像は、上から
アクティニックプラス、ピュアアクティニック、アクティニックプラス、
アクアブループラス、アクティニックプラス、ピュアアクティニック、
アクティニックプラスです。
 ※後日、アクアピンクとアクアブループラスを増やしました。
アクティニックプラスはかなり青く、サンゴの蛍光色を引き立てます。
アクアブループラスは明るく光量はありますが、白く演色効果はあまり期待できません。
ピュアアクティニックは、光量はありませんが紫がかった色合いで赤系・青系問わず奇麗に見えます。
アクアピンクはピュアアクティニックよりも赤色が強く光量もあります。
照明の制御はGIESEMANN社のAusstattung Giesemann G-tron Basicで行います。
これがかなりの優れ物です。0〜100%の調光機能があり、月齢のシュミレーションや曇、雨の日の設定まで出来ます。
また、面白い機能に「光量減少による水温調整機能」があります。
これは設定水温を越えると、照明が水温に合わせて光量を減少します。
夏場クーラーがフル稼働する時期や、旅行中などに使えそうです。
その他にも設定次第で色々な事が出来ます。
 ※これらは調光機能が付いている灯具に限られます。
専用カバーを作りました。
<7ヶ月程使用した感想>
LUXの数値はアストロビーム250w(集光でない灯具)と同等ですが、様々な波長を含んでおり水槽全体をムラなく照射するため、メタハラとは少し違った色揚がりを見せます。
特に赤やピンク系のミドリイシと相性が良く、ハイマツミドリイシやハナバチミドリイシなどは赤色が濃くなります。
グリーン系の深場ミドリイシには少し光が強い様で、色が薄くなる事が多いです。
LPS(ヒユサンゴ)も同様に少し光が強い様で、陰に配置した方が良いです。
その他メタハラとの違いとしましては、糸状コケの発生があります。
これは、T5蛍光灯が様々な波長を含んでいる事が主な原因と思われますが、貧栄養な環境でもコケが多く発生します。
特に糸状コケは厄介で、コケを食べる生き物を上手に組み合わせないとなかなか駆除できません。
このあたりは、バイオフィルムがコケの発生を抑制する、ZEOvitシステムに適している灯具なのかもしれません。
2010年8月
2011年2月
水槽全体
以下は各部分の変化です。それぞれ左が2010年8月、右が2011年2月撮影。
深場ミドリイシ(シンプレックス又はエレガンス)
画像では、分りにくいですが先端のパープルの面積が広がりかなり奇麗になりました。
ミドリイシspレッド(ハナバチ?)
赤色が鮮やかになりました。
ミドリイシspパープル(タチハナガサ?)
パープルカラーが維持できています。
イボコモンsp
グリーンカラーが維持できています。
オオバナ
色が少し薄くなりました。
ハナガタsp
オレンジカラー、グリーンカラー共に維持できています。
※上記のコメントは個人的な感想です、お客様の水槽で同じ様な結果になるとは限りません。

※ご相談ご質問はフォームにてお願いします。

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